長編アニメーション映画「ハードル」感想
04.8.29 中日新聞主催特別優待上映会(岐阜未来会館)


行って来ました。「ハードル」見に。
まず2時から上映だったので、1時半ごろに会場に行くと
わさわさと小学生が。(当たり前だ)
しかし私は背も小さく、中学生のころから顔も変わってないので、ちょっとなじみ気味(でもちょっと違和感)

てか皆、なんでそんな知ってんの?そんな「ハードル」って有名なの?(笑)
おばあちゃん、お母さん、お父さん、子供という一家総出で来てる家族もいました(苦笑)

にしても。わぁ、子供ってウザーイ!(笑顔で)
「私もあんな時期があったんだよなぁ」とは思いつつも、会場のロビーとかを走り回る子供にガンを飛ばしてました(笑)

そして券を出して入ると、まずロビーみたいなところがあってそこでアンケートをやってました。
なにやら50名に抽選でキティちゃんのストラップが当たるそうで、皆書いてました(笑)
そしてちゃっかり書いてる母と私(笑)

なんか「中日新聞に対してでも、この映画に対してでもなんでも良いです」とか言ってたので
「いじめ」についてちょっと書いて、出してきますた。

そして会場のホールに入ると、なかなかしっかりした劇場でした。
500ぐらい座席があって、ステージも広そう。
多分普段は演劇とかにも使うんだろうと思われ。
でも実際には200人ぐらいしか招待しなかったらしく、席は半分以上埋まってませんでした。

そして2時ぐらいになったら、地元の新聞やのオッサンが出てきて(びっくりした)
マイクで挨拶し始めて笑いそうになりました(おい)
なんかカンペ見過ぎってぐらい見てて可哀相だった(笑)


そして肝心の主題歌と挿入歌の感想。(え)

えー…曲が浮いてる(爆笑)
挿入歌の「空模様」がものすごい浮いてた(笑)
なんか突然「ウ〜〜フ〜〜ゥゥフゥ〜♪」(最初のとこ)って始まって「え?」とか思った。
しかも音量がでかすぎて、「音でけーーよ!!!」って感じだった(笑)
しかも場面とあってねーー!みたいな(笑)トラック走ってるシーンだったんだけど、
「鏡の中…♪」で「え?」みたいな(笑)
セリフとかぶってるとこも相変わらずでかくて、ちょっと恥ずかしかった(笑)

でも厚治のパートになった瞬間に「あぁ、やっぱ良い声してる…」と聞きほれて映画の内容が曖昧(笑)
つか、大音量で厚治の声流れると、耳痛い(苦笑)
北川さんなんか苦しそう、この歌(笑)


そしてエンディングは結構ハッピーエンドで、虹を見て「キレイだな…」というシーンで終わったのに、
突然くら〜〜い「なにもない」が流れはじめ、
「これって希望なくなるんじゃ…」と思った(笑)
え?いじめられてる時の悲しさを表すための曲?(笑)

だって「悲しくても涙しかでない。それでいい。それだけでいいよ」って…
それでいいの??(笑)悲しすぎるよ!
もうちょっと何か「アゲイン2」とかの方が希望を持って進めるんじゃないかと…(汗)
せっかくハッピーエンドで終わったしさ…

あ、あと嬉しかったのが、エンドロールで、曲の紹介あるじゃないですか。それが二人が並んでるのに
一番感動した(え)

「空模様」作詞・曲北川悠仁
「なにもない」作詞・曲岩沢厚治

って。あー良かった、って思った。どっちかだけじゃなくてそれぞれの曲を使ってくれたんだ。
良かった…二人でゆずって事が私には重要なんだな〜と思った(笑)
でもこの曲二曲とも「ゆずマン」からだよね。何でだろ。このアルバムしか聞かなかったのか?(笑)


というわけです(笑)
お子ちゃまにゆずはどうかな?と思ったけど、特に誰も反応してなかった(笑)
そして帰りにパンフでもあったら買おうと思ったけど、原作の本がずら〜っと並んでただけなので
かえってきました(笑)
でも子供がむらがっていた(笑)

でも何でゆずが選ばれたのかな〜と思って見てたら。

「アニメ「ハードル」をつくる古川・大崎・みやぎの会
 アニメ「ハードル」をつくる横浜・かながわの会」

が中心みたいなので、多分横浜繋がりだよね!(笑)
横浜→誰かいいアーティストいない?→宮城はいない(っぽい)
→じゃ、神奈川の方で→あ、横浜ラブvで、しかも売れてる「ゆず」なんてどう?素朴そうだし!→良いね!
みたいな?(笑)





以下は映画の感想です。
ちょっとゆずとは関係ないし、かなり個人的な主観入ってるので興味ない人は飛ばしてください。


えーと、何か見終わって思ったことが「内容がうそ臭い」。
主人公の麗音くんというのが、またかっこいい、勇気もある、人望もある、みたいなよくできた人間で
「こんな中学生いねーよ」と思った。だって皆あんなに強いわけじゃないと思うんだ。
だって親が離婚する時とか、弟の事とか超客観的に見れて分かってんの。スゲー!(笑)

「小学6年生のある日クラスメートの万引きを目撃してしまいます。中学受験を控え、
心にストレスを抱えている時でした。しかしある理由から麗音は犯人と誤解されます。
大人たちの態度に麗音は深く傷つきますが、友人と文房具店のおばあさんの言葉に
救われ、心の輝きを取り戻します。」


すごいの。この事件。
先生たちが麗音がやった、と決め付けられた次の日に、わざわざクラス全員で迎えにくるんですよ。(笑)
「私たち麗音を信じるから」とか言って(笑)
絶対あり得ない。(笑)そんな人望のあるやつ主人公にしちゃいけねぇよ(笑)
で、結局真犯人が告白して終わるんですけど。


そして親の都合で宮城に行くんですが、
「ところが、バスケ部への入部を断ったことでいじめの標的とされ、とうとう生死の境をさまよう
事件が起こります」。

ぶっちゃけると非常階段から落ちるんですけど(ネタバレ)

それ以前のこの「いじめ」というのが、あまりにも軽く書かれてる気がする。
髪の毛をハサミでじょきじょき切られちゃうシーンがあるんですが、ほんの20秒くらいで描かれていたり
殴られてるとこも、特に主人公の内面が描かれてないし。
なんかもうちょっといじめの怖さとか、理不尽さ、いじめられる側のキモチを分かるようにして欲しかった。

まぁテーマが「いじめに対する大人の逃げ」みたいな…感じだからしょうがないのか…;;
話がスイスイ進んでいくのもうそ臭いし、犯人が泣いてあっさり自供しちゃうあたりもうそ臭いし。
みっちり描かれてるのは、大人のイヤラシサだもんね;(苦笑)


でも、いじめてた人が後悔したり、泣いてるのは「いじめてた」事に対してじゃなくて
「突き落として死にかけてる」事に対して、のように感じられてしょうがなかった。
でも、いじめってそんなもんだよね。
取り返しのつかないことにならないと、分からない。体罰も同じようなもんだけど。
やってる最中は分かんないんだよねー。だから怖い。


って、もっと言いたいことあったんだけどな〜忘れちゃったし、うまく言葉にできない;;


04.8.30
Anime movie「Hurdle」


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